こんにちは、ディレクターのKです。

デザインなどクリエイティブ業界で働く人って
年齢不詳なイメージがありませんか?

私自身も実年齢よりも若く見られることが多く、
それはプライベートではありがたいのですが、
仕事上では少し頼りなくみられてしまうかな、
などと複雑な部分もあります。

この記事を読んでいる企業のみなさんは
打ち合わせに現れるデザイナーが若い方がいいですか?
それともベテランの方が安心でしょうか?
一度聞いてみたいものです。

弊社デザイナーの中にもベテランと若手が存在します。

ベテランデザイナーは経験値もあり、トラブル解決能力も高い。
これは想像できますよね。
じゃあ、若手(ここでは新人デザイナーのことをベテランの対として、
あえて若手と呼びます)のメリットって何?
なぜ経験の浅いデザイナーを採用する必要があるの?

もちろん理由はあります。
そしてこれはデザインの「上手」「下手」とは何かという話とも
深く結びついているのです。

今回は私が今まで若手デザイナーと接してきた経験を中心にお話しすることで、
逆説的にベテランのメリットやデメリットも見えてくるのではないかと考えました。
もしかしたらクリエイティブ業界でない分野のみなさんにも
共感していただけるかもしれません。

 

 

若手は吸収力があるが、影響も受けやすい

 

言うまでもないことですが、若手デザイナーには経験が足りません。
なので、日々の業務の中でデザインの基本やテクニックを覚えていくわけです。

前に働いていたデザイン会社はほぼ毎年新卒採用を行なっていたので、
必然的に未経験者を育てていく立場にありました。
とりあえず最速で基本的なデザインを覚えてもらわなければなりません。
例えば簡単なチラシのデザインをやってもらう時は私がラフを描いて、
Mac作業を担当してもらいます。それを修正。この繰り返し。

はじめは気が遠くなるほどできないのですが、
場数を踏むことでそれなりに上手くなります。自分もそうでした。

新卒は最年少で19歳。
この経験次第でデザインそのものが嫌になったり、
社内の人間関係が合わず離脱してしまうこともあります。

そのため、若手には自分の経験を教えると同時に、
それが全てではないことも感じてもらえるよう気をつけています。

 

 

若手はクライアントに可愛がられる

 

よほどのひねくれ者でもない限り、若手はクライアントに可愛がられます。
「最近入った〇〇くん、〇〇ちゃんいいね」なんて声が聞こえてきたら、
卵の殻はもう割れたも同然です。可能なら仕事をまかせてみましょう。
この時避けたいのは、「任せる」と言っておいて自分の意にそぐわないと
結局若手のやり方を全否定するパターン。
「この人は結局自分なんだ」
裏切られたとさえ感じるかもしれません。
このさじ加減は難しいですね。

 

 

若手はホームランバッター

 

『SCOOP!』という映画で、福山雅治が二階堂ふみに
「オジさんはすぐ野球で例える」なんて言われていましたが…
コンスタントにヒットを打つ使命を背負っているのがベテランですが、
若手がときに満塁ホームランを打つこともあります。

競合コンペでベテランと若手がそれぞれデザイン案を出し合うと、
意外と若手の作品が採用されるのを目にします。
ベテランはどうしても手堅く作ってしまう
(個人的にはこのテイストの方が好きなんだけど、クライアントの好みはこっちだろう、
とか。※むしろ正解の場合が多いのですが…)ところを、
若手は素直に自分がよいと思うものを作るからか、
クライアントにはそれが新鮮に映ることがあるようです。

事実、ベテランデザイナーは引き出しやセオリーである程度完成させてしまうことも多く、
それが業務の効率化や時短に結びついてもいます。
でもそんな時、デザインの「上手」「下手」を超える魅力は、感性や思想が担っていることに感動します。
ベテランにとってはいい刺激になり、若手の存在が周囲によい影響を与える好例です。
ぜひベテランはそれに驚き、悔しいと思いつつ、一緒に喜んでほしいのです。

 

ポイントは若手とベテランのシナジー

 

ここまで読むと、何だかベテランは経験だけを頼りに仕事をしている
だけのように聞こえるかもしれませんが、決してそんなことはありません。
時代や流行は日々流れていますが、デザインに信頼感は重要な要素です。
それは時間が作ってきたものであり、経験的に身につくものだからです。

 

 

 

まとめ

総務省統計局によると、2018年の成人の数は123万人だそうです。
そのうちの何%がデザイナーを目指すのでしょうか。
そのさらに何%に出会うことができるのでしょうか、楽しみですね。

少子高齢化で、貴重な若手に社会的な期待は高まっています。
加えて人生100年時代と言われる現代では、
ベテランは「永遠の若手」でもあり続けなければなりません。

デザイナーも若手の大胆さと素直さ、ベテランの経験と信頼を同時に持ち合わせて、
その期待に応えていく時代に入ったといえるでしょう。

 

 

 

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