世の中にはたくさんの広告が溢れ、無数のキャッチコピーで溢れています。

そんな中でも、プロから見て「これはスゴイ!」と思わず唸ってしまう

“天才的コピー”が存在します。今回は、今年一年を振り返り

コピーライターSが同業者としてもっとも嫉妬し、衝撃を受けた

3つの傑作広告コピーをご紹介します。

 

結婚しなくても幸せになれるこの時代に、

私は、あなたと結婚したいのです。

(総合結婚情報誌『ゼクシィ』)

※画像はイメージです。

テレビでも放映され、YouTubeにも公開されている

『ゼクシィ』の新CMで使われているキャッチコピーです。

CMはこんなナレーションから始まります

「70億人が暮らすこの星で結ばれる。

珍しいことではなくても、奇跡だと思った…」

そしてこのコピーが続くのです

「結婚しなくても幸せになれるこの時代に、

私は、あなたと結婚したいのです」

 

まずこのコピー、誰も傷つけていません。

独身で生きている人たちの生き方をまったく否定していないのです。

現代に生きるさまざまな人の価値観を認めながら、

「結婚=幸せ」とは限らないことを伝えながらも、

それでも(あなたと)一緒になりたい…

よく考えると「結婚」ってすごく素敵なことなのかもしれない

誰の心にもそう素直に受け止めることのできる、すごいコピーだと思います。

あとこれ、自分が男だからかもしれませんが、

女性にこんなことを言われたらかなりグッときます。

「やっぱり自分も結婚したい…」そんなことを

今更ながらに考えさせられた四十路独身男の2017年でした。

 

ゼクシィCM「私は、あなたと結婚したいのです」風船篇
(ゼクシィチャンネルより)

 

 

ウチのコークは世界一

(「コカ・コーラ」の2017キャンペーン)

 

※画像はイメージです。

コカ・コーラシステムが2017年1月9日からスタートさせた

新キャンペーンのキャッチコピーです。

「ウチのコークは世界一」をテーマに、

家だからこそ楽しめるコカ・コーラとともに過ごす

特別なひとときの楽しさを伝えています。

女優・綾瀬はるかさんがアンバサダーを務めるTVCMをはじめ、

店頭ビジュアル、ポスターなどさまざまなシーンで使用されています。

 

未だに「コークは瓶に限る」なんて“こだわり派”もいるにはいますが、

今の時代、なかなか瓶のコークを買える自販機には出会えません。

通常の自販機で買える缶やペットボトルのコークもじきにぬるくなる。

かといって、ファストフード店で飲むコークもイマイチ紙コップ臭い…

そんなこんなで「ウチのコーク」なのです。

グラスに氷をサーブして注ぎ入れる一杯のコーク…

うん、言われてみれば確かにウチのコークがいちばん美味い!

世界一のコークがじつはこんなに身近にあったなんて!

このコピーのすごい所は、そんな大いなる気づきを消費者に与えてくれたところです。

CMの影響もあってか、個人的に今年は家でコークを飲む機会が増えました。

【コカ・コーラ】 ウチのコークは世界一 冬はコーク&フロートで甘~い気分!篇 Coca-Cola
(コカ・コーラチャンネルより)

 

逃げ…

(『エイリアン コヴェナント』 劇場予告フライヤー)

※画像はイメージです。

巨匠リドリー・スコット監督の大人気SF映画「エイリアン」。

その最新作となる「エイリアン:コヴェナント」の日本公開に向けて作成された

劇場配布用の予告チラシ(フライヤー)として目にした一本です。

 

暗闇に浮かび上がる1頭のエイリアンのビジュアルに、

2017の年号と上記の3文字のみが小さく載っただけのレイアウト。

ただそれだけなのに、その後の映像がありありと想像できてしまう破壊力。

エイリアンの凶暴性と俊敏性、人類にとっていかにヤバイ生き物であるかが

見事に表現されています。既存のファンからすれば「来るぞ!」とワクワクしてくるし、

エイリアンを一度も観たことのない人からすればきっとゾクゾクすることでしょう。

言葉の可能性、1つのビジュアルがもつチカラについて考えさせられたコピーでした。

 

 

2017年、みなさんの心に残った広告コピーにはどんなものがありますか?

そのコピー(広告)になぜ惹かれるか? なぜ心に突き刺さるのか?

その理由を分析してみることで、新製品のキャッチコピーや広告づくりはもちろん、

店頭における商品POP制作、社内における企画書づくりなどにおいても

大きなヒントになるかもしれませんよ。

 

 

 

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