通販&店頭販促ですぐに役立つ! その一言で「売る」 キャッチコピー 7つのヒント
店頭POPやネット通販など、いまコピーライターでなくても
企業内で日常的にキャッチコピーを描く機会のある方も多いかと思います。
そこで今回は、コピーライターのSが、通販などのレスポンス広告や
店頭における販促プロモーションなどですぐに活用できる
「売れる」キャッチコピーを書くための7つの方法をご紹介します。
…とまあ偉そうなことを言っていますが、正直な話
そんなに簡単に売れるキャッチコピーが書ける方法があるのなら
こっちが教えてもらいたいくらいです(笑)。
しかし、それでもある程度の法則というかケーススタディは存在します。
あくまで過去の実例をヒントに、コピーづくりにお役立ていただければ幸いです。
そもそも「キャッチコピー」って何でしょう?
キャッチコピーを日本語に直訳すると「惹句」となります。
文字通り、人の心を一瞬で惹きつけるような魅力的なフレーズのこと。
そして、キャッチコピーは大きく分けて2種類に分けられます。
1つ目は、広告そのものに興味・関心を持たせる「広告キャッチコピー」。
2つ目は、商品の特長(アピールポイント)を伝えながら、
購入や申し込みなどの“行動”につなげる「商品キャッチコピー」です。
今回お話しするのは、主にこの商品キャッチコピーについて。
「その一言で売る」という明確な目標をもつ商品キャッチコピーは
店頭POPや商品パッケージ、通販などの製品紹介などでは必須の文言。
それでは、売れるキャッチコピーに役立つ7つのヒントを見ていきましょう。
<ヒント1>具体的な数字でアピール
その商品・サービスの強みを数字化できるのであれば積極的に活用しましょう。
具体的な数値を示すことで、その品質や機能に「信憑性」と「信頼性」が生まれます。
【具体例】「累計販売台数100万台突破」「リピート率80%以上」など
<ヒント2>ランキングの法則
いま何が売れているのか…消費者は他人が選んだものを欲しがる性質があります。
「売れている=いいものに違いない」という心理が働くのが理由としてありますが、
とくに日本人はこのランキング(例:長者番付など)を好む傾向にあります。
【具体例】「4週連続当店売上No.1」「当店の人気メニューBEST3」など
<ヒント3>有名人による権威付け
有名人など第三者による「お墨付き」を与えることで
その商品・サービスを権威付けする方法です。
ただし、有名人であれば誰でもOKというわけではなく、
ターゲットにとって“憧れの対象”であることがマスト。
また、有名人でなくても、ショップスタッフやプロの技術者など、
ターゲットが信頼のおける第三者であればOKです。
【具体例】「ハリウッドセレブ御用達」「スタッフ愛用率90%」「歯科医が薦める◎◎◎」など
<ヒント4>お客様の声をそのままコピーに
ある程度お客様からの反応・反響がある商品ならば、
アンケートなどで頂いたお客様の声をそのままコピーにする手もあります。
実際にお金を出してその商品・サービスを購入したお客様の意見は、
これから購入しようとしているお客様にとって何よりも参考となる情報となります。
【具体例】「今まで食べていたプリンは何だったの⁉って感じです」「使ってみて驚きました」など
<ヒント5>価格訴求は「訳あり」付きで
安さや値引きを訴求する場合、大切なことはその理由を示すこと。
ただ安いというだけでは現代の消費者はなかなか反応してくれません。
なぜこんなに安いのか? なぜこんなにお得なのか?
その「訳」を明確にすることで、買う側に大きな「納得」が生まれます。
【具体例】「在庫処分につき50%OFF」「表面に多少キズあり味は保証」など
<ヒント6>「お客さま価値」を伝える
ただ商品の機能やサービスの特長を言うのではなく、
それによってターゲットに具体的にどのようなメリットがあるのか?
ユーザーの目線に立ってそんな「お客さま価値」を考えてみましょう。
【具体例】「スプーン1杯で驚きの白さに」「一粒で即効息リフレッシュ」など
<ヒント7>お悩み・コンプレックスの解消
上記ヒント6の「お客さま価値」が商品・サービスがあることの喜び訴求なら、
こちらは、その商品・サービスがないことによる悲しみ訴求といえます。
ターゲットが普段抱えているさまざまな悩みやコンプレックスにスポットをあてながら、
それを解決できる商品・サービスであることを伝えることで大きな価値が生まれます。
【具体例】「しつこい毛穴の黒ずみ…スッキリ」「ダイエット後のリバウンドにさようなら!」など
いかがでしたか? いずれにしても、
どんなキャッチコピーに引きつけられるかは人それぞれ。
大切なのは、そのキャッチコピーが
売りたいと思うターゲットの心に魅力的に映るかどうかです。
コピーを書くことは相手の気持ちを徹底して考え抜くこと。
キャッチコピーを書く前に、一度ユーザーの目線に立って
自社の商品・サービスを見つめなおしてみてください。
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